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白石峠分岐する林道 赤木七重線を上って行くと、七重川に差し掛かります(七重川沿いに上るルートなどもあります)。そこにある段々になった滝が、この「七重川砂防堰堤群(ななえがわ さぼう えんていぐん」。またの名を「百段の滝」とも呼ばれています~。

この滝は見ての通り、自然に出来た滝ではありません。急勾配な場所での土砂災害を防ぐために、そのひとつひとつが堰(せき)となっています。つまり、小型の砂防ダムだそうです。

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写真を見ると、滝というよりもダムっぽいのがわかると思います。この砂防事業は大正5年(1916年)11月に着手し、翌年(1917年) 3 月 31 日に竣工したそうです。埼玉県で初めての砂防事業とのこと。
滝(川)の部分だけ目がいきがちですが、川の両側にもかなりの部分で石が積み上げられているのがわかります。
現在の砂防ダムはコンクリート製ですが、似たようなカタチをしています。

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さらに、川の水圧で削られないように川底は石だたみ状になっています。トラックも重機も無い時代、全て人力で作られたそうです。
資料によると、石の周囲に隣合う6つ程度の石を配置した「ムツマキ」という工法だそうで、ひとつの石が崩れても他が支えあって崩れないとのこと。もうすぐ100年を迎える土木建設ですが、今も現役です。
これらの工事を行ったのは大半が地元の人で、石積み技術が発達していた岐阜より技術者を招いたそうです。
岐阜で石積みが発達した理由は、棚田を作る際に石が多く出てきたため、それを利用したからとの説があります。

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七重川にかかる橋も苔むしていて風情を感じます~

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橋名はちょっと読めませんでした。きちんとなぞればよかった…;;

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この付近にはマムシが出るよという看板が。というより嵐山地域まで、草むらは全てマムシ注意です。(嵐山の都幾川桜堤にもマムシ注意がいっぱい貼ってあります)

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大雨注意の看板は、まだ合併前の「都幾川村」になっていますね。

この「七重川砂防堰堤群」について詳しい内容は、こちら(PDF)

七重川砂防堰堤群