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神奈川にヤビツ峠とすると、埼玉はこの「白石峠」というぐらい、埼玉在住サイクリストにとって超有名なコースです。
35分を切れれば健脚、強い人は25分切りと言われるほどの峠(なお、私は50分切るぐらい…)。
比企・奥武蔵地域では最も有名な峠と言っても過言ではないでしょう。

名称の「白石峠」、呼び方は「しろいし-とうげ」ですが、道路案内標識には、「Shiraishi-Pass」と書かれているものもあるので、どちらでも良いかもしれません。このあたりのサイクリストでは、「しらいし」と呼んでいる人が多い気がします。

ときがわ町の「大野物販特産所」を過ぎると、超有名看板が登場します。
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この青い看板を見て引き返した人も多いとか…?

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峠の入口付近はそれほど坂に見えません。
なお、2004年には「彩の国まごころ国体」ロードレースでこの峠が使われました。
西平信号→白石峠→定峰峠(下り)→落合橋信号→県道11号線→松郷峠→西平信号(成人は2周)
のルートだそうです。
当時の順位は、1位 宮澤選手 2位 土井選手 3位 井上選手 4位 西谷選手 5位 新城選手
とのことで、すごい面子ばかりです。

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白石峠でありがたいのは、この距離看板です。白石峠終点を「0km」として、0.2kmごとに標識が立っています。そのため、現在どのあたりかわかりやすいのはありがたい。(逆に、まだここかよと凹むことも…)
下からの場合は、最初に見かけるのは「6.2km」看板ですね。

序盤の2kmほどは急勾配が続きます。民家のあるエリアですが、その季節に咲く花を楽しむこともできます。
例えば、春は梅や桜、夏はあじさいなどです。
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私がこのブログ記事を書くために白石峠へ上ったときは、秋海棠と曼珠沙華が綺麗に咲いていました(2015 9/13)。このように、花を楽しみながら上るのもありだと思います。

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さらに先にミリタリージーンズ トム&ラブと書かれたコーナーに差し掛かりますが、その先は急勾配><

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3.6km地点では、湧き水があります。原則加熱してから飲むことが推奨されていますが、そのまま飲んでいる人多数。
そして、ちょうど中間地点ということもあり、心折れて水分補給する人も居ます(私です…)。

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中盤の終わり際には、右手に茶色い家が出てきます。このあたりはかなり勾配がゆるくなるため、ちょっと休めます…しかし、この先には急勾配つづら折りが待っています。

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勝負平橋を抜けると、急勾配は出てきません。ここまで脚をためて、その後どれぐらい加速できるかでタイムがかなり変わるそうです。

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開けた場所に出ると、白石峠のゴールです。冬季以外の土日には、「やっちん茶屋」が出迎えてくれますよ!
なお、この広場からは、奥武蔵グリーンラインを大野峠や刈場坂峠方面、定峰峠方面に行く道や、堂平天文台に行くルートもありますので、白石峠を上ってから派生ルートを楽しむのもアリです。


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白石峠のコースプロフィールです。後半の平均車度は約6%と、そんなにキツくないのが特徴で、前半の急勾配エリアや、中盤に斜度があがるところをいかにガマンできるかがポイントかもしれません。
この峠は休むダンシングができるかどうかで難易度が一気にかわると思います。


いつもどおり、上ってきました。しかし私の場合50分近い激遅なので、倍速なりシークバー操作なりで飛ばしながら気になる部分をご覧ください。


白石峠のルートラボです。

白石峠
距離:約6.3km
平均勾配:約8.5%
路面状況:かなり良い
交通量:そこそこ通る(バイクも多い)